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がんサバイバーシンポジウムに参加しました

6月9日に、大阪国際がんセンターでがんサバイバーシンポジウムに参加してきました。

今回のシンポジウムには、咽頭がん・すい臓がん・白血病と病種も年齢(30代~60代)も違う者が自身の体験談を語ることで、それぞれの病気に対する受けとめ方や考え方の違いや共通点がみつけられ楽しい雰囲気の会となりました。少し残念だったのは、卓晏に参加して下さった方もパネラーで参加していただく予定でしたが体調不良の為、スライド参加のみとなってしまいました。

 

 私が発表した内容は、がん対策基本法が出来る前と出来た後での私が体験した就労環境の違いと治療と仕事を両立する為のポイントを中心に体験を交えてお話させて頂きました。

 ・自分の言葉で伝える

 ・落としどころを見つける

 ・自分らしく働く     

それが病気になっても働くことの鍵になるという内容でした。

後半は、コーディネーターからの質問にそれぞれ答えてゆく形式でそれぞれの感性の違いがあらわになって私自身はとても楽しんでお話を聞いていました。

特に印象的だったのは、今回の3名の共通点は再発経験者であること。そのことを問われた返答が、病気に打克つ気概や家族に対しての後悔、病気から逃げ切れなかった悔しさが、家族環境の違いや治療経過の違いが大きく出ているなぁと思いました。

 

 私はいつも思うことなのですが、私はがんの治療に関してはとても恵まれた環境で治療を受けていることを感じています。ひと昔前の医療体制のなかで、インフォームドコンセントを受け、セカンドオピニオンも利用し状況を理解し納得のいく治療を信頼する医師のもとで、現在も治療を受けられる人が少ないなかで私はラッキーだったことに感謝です。

そんな感謝の気持ちで始めたのがこの活動だったことを再確認している今日この頃です。

 

文責:山本